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スマートウォッチ『Polar』の活用術

2019.11.27健康づくり

こんにちは!
前々回の記事「自律神経をコントロール!HRVとは」で自律神経をコントロールする“HRV”について書きました。
そこでお伝えした、「スマートウォッチ」について今回は詳しくお話ししたいと思います。
ちなみに前回のこちらの記事「運動の適切な内容とタイミング」もあわせて読んでいただけると、より理解しやすいかと思います!

スマートウォッチと言っても、今や種類が豊富で、何がどう違うのかなんのこっちゃ分からない方が多いのではないかと思います。
心拍数を測れるだとか、歩数や消費カロリーまで分かるだとか、スマートフォンと連携させて運動時の分析ができるだとか、もうあれだのこれだの機能が満載で技術の発展に関心しております。

そこで今回は、私が愛用している『Polar(ポラール)』の機能についてご紹介します!

  1. 睡眠
  2. 運動
  3. まとめ

大きく「睡眠」と「運動」の2つに分けてお話ししていきたいと思います。
ポラールを利用することでどんなことが分かり、どう改善していけるのか。
睡眠と運動の2つの面からみていきましょう!

1、睡眠

睡眠中の心拍数や心拍変動(HRV)、呼吸数を測定することで、様々なことが分かるんです!
まずは下の写真をご覧ください。

これは、私のある日の睡眠の質です。
全体を通して「とても悪い」です。笑
写真にあるように、睡眠の質を評価する上で【自律神経ステータス】【睡眠ステータス】の2つの項目に分けられます。
この日は【睡眠ステータス】は高いのですが【自律神経ステータス】が非常に低いので、全体的に「とても悪い」という評価になっています。
そして
まずはこの2つがどういう意味を示すのか説明していきましょう。

 

【自律神経ステータス】

睡眠に入ってから最初の4時間の心拍数、心拍変動、呼吸数を測定することで、自律神経系の状態を判断します。
自律神経ステータスは、「ストレスに対する回復度」と認識してもらっていいです。
睡眠の最初の時間は、夜間の睡眠全体を平均する測定値よりも、身体の回復にとても重要と言われています。
目まぐるしい一日が終わって、リラックスした状態に自分をなだめるのに通常より時間がかかってしまうと、自律神経ステータスは低くなります。

 

自律神経ステータスを上げるには、
心拍数を下げ、心拍変動を上げ、呼吸数を通常よりも下げる必要があります!

人によってそれぞれの基準は違うので、過去のデータから計算された自分の平均値を基準にしてくれます。
平均が分かるといつもの自分と比べてどうかが分かりやすく、判断しやすいです!

例えば、心的・身体的ストレスや、夜遅くにエクササイズを行った場合や、
病気、またはアルコールの摂取などが自律神経ステータスを低下させる要因になります。

 

上の写真は私のある日の睡眠の質なんですが、なんでこんなに悪いのかなぁと思って考えてみたら、
この日はアルコールを摂取した日でした。笑
やはりアルコールは睡眠の質を低下させるということが、数値ではっきりわかりますね!
疲れている時はついつい飲みたくなってしまいますが、疲れている時こそアルコールを我慢した方が心的にも身体的にも回復しやすいということがわかります!

ちなみに、1枚目の写真は大事なサッカーの試合前日の睡眠の質です。
自分ではそんなつもりはありませんでしたが、きっとプレッシャーをどこかで感じていたのでしょう。笑
なんでもバレバレな上に、こんなにも顕著に結果に表れてしまいます。

 

上の写真は、試合が無事にいい結果で終わった後の睡眠です。
分かりやすいほどに、睡眠の質が良くなりました。安心したのでしょう。笑

と、こんな感じで日々の自律神経ステータスを確認することができ、今の自分が疲れているのか、元気なのかがすぐにわかります!
意外と自分の感覚と数値がずれていたりします。
今日はなんだかしんどいなぁ~と思って自律神経ステータスを確認すると、意外と良かったり、
その反対もあったりします。
なので自分の感覚だけに頼らずに、数値で判断することも大切です。

そして数値が悪いと時に的確なアドバイスをくれるのも、このポラールの良いところですね!

【睡眠ステータス】

次に、睡眠ステータスについてです。
睡眠は、「浅い睡眠」「レム睡眠」「深い睡眠」の3段階に分けられます。

自分に合った“睡眠の量”も大切ですが、“睡眠の質”もとても重要です。
たくさん寝ればいいというわけではありませんし、寝すぎもよくありません。
ここでポイントとなってくるのが、「レム睡眠」「深い睡眠」です。

◆レム睡眠
レム睡眠は、後半の半分の間に発生します。レム睡眠におちると、筋肉がリラックスしますが、脳内活動が活性化します。
心的な回復を促し、記憶力や学習能力を伸ばす効果があります。
このステージにある状態に夢を見ることが多いと考えられます!

◆深い睡眠
深い睡眠状態は、最初の半分の間に発生します。目を覚ますのが困難なほどの睡眠状態にあることを指します。
身体を回復させ、免疫システムをサポートし、筋肉の発達にも影響します。
さらに、記憶力や学習能力にも何らかの影響があると考えられています。

このようなデータをもとに、Polarが睡眠を分析し、最適な睡眠にどれだけ近かったを教えてくれます!
この結果を知ることで、自分の今の状態が明確にわかります。
今の状態を知ることで、オーバートレーニングを防ぐことができ、うまく自分をコントロールできるようになるはずです!

 

2、トレーニング

スマートウォッチといえば、トレーニングの時に活躍するイメージの方が大きいのではないかと思います。
ランニングだけでなく、筋トレやグループレッスン、サイクリング、水泳など、他にも多くのトレーニングが選択できるようになっています。
そしてトレーニング中は常に心拍数が確認できます。
トレーニング後には結果をすぐに時計上で見ることもできますし、アプリで後から詳しく見ることもできます。

アプリで見ると上の写真のように、

  • 運動時間
  • 動いた距離
  • 平均心拍数
  • 消費カロリー
  • 最少心拍数
  • 最大心拍数
  • 脂肪燃焼率
  • 平均速度
  • 最高速度
  • 上昇度、下降度

がわかるようにっています!
ここまで細かく分析されるスマートウォッチなかなかないのではないかと思います!

負荷の度合いや心拍数の変化、もちろんGPS機能もついているのでルートを見ることもできます。
負荷の度合いを知ることは、トレーニング強度の調整が可能ということになります。
高い強度の日が続くと怪我につながりやすいので、Polarが教えてくれます。
逆に低い強度が続くとトレーニングの効果が薄れてしまうので、それもまた教えてくれます。

3、まとめ

このように、ただ毎日自分でトレーニングをこなしているだけだとなかなか気づかないことを、Polarが教えてくれるんです!
私の専属トレーナーと言っても過言じゃないでしょう!!笑

数値を見ても何がなんだかわからんわー!という人もご安心ください。
しっかりとアプリの中で、何がどれだけあれば最適なのか詳しく説明が見れるようになっています。
どの睡眠がどれだけの割合必要で、どんな効果があるのか。
トレーニング負荷の判断基準などもすべて説明してくれています!
なんと親切な!!

私もいつも説明を見ながら、「なるほど~。じゃあもう少しああしよう~こうしよう~」と考えています。
おかげで心身ともに今まで以上にコントロールでき、コンディションが安定してきたように思います。

Polarをすべて説明しようと思うとここには書ききれませんが、これだけでもPolarの良さが伝わるのではないかと思います!
つまり!Polarは、

  • 自分の今の状態を知ることができる!
  • それによって自律神経をコントロールできる!
  • オーバートレーニングを防ぐことができる!
  • 人にって基準が違うので、自分に合った的確なアドバイスをくれる!

こんなメリットがあります。
アスリートはもちろん、一般の方にもぜひ使用していただきたいです!
自分の今の状態を把握し、身体的ストレスだけでなく心的ストレスもコントロールできると、より前向きでアクティブな生活が送れるのではないかと私たちは考えます。
ひとりでも多くの方にそんな人生を送っていただきたいです(^^)/